海外 2021.12.12 2021.12.13 「サンタは実在しない」と司祭が子どもに伝え、物議 キリスト新聞社ホームページ By Prospero Trovato – Nicolò Fiorenza, Public Domain, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=75978023 電子メディア「ハフィントンポスト」(日本語版)は、「子どもたちの夢を壊そうとしたわけではないんです――」と、司祭が「サンタクロースは実在しない」と子どもたちに伝えたことにで、イタリア・シチリア島のカトリック教会ノート教区が謝罪したと伝えている。 サンタ架空説発言で物議を醸したのは、同教区のアントニオ・スタグリアーノ司祭=写真。AP通信によると、スタグリアーノ司祭は宗教行事で「サンタクロースは存在しない」と子どもたちに伝え、さらに「サンタクロースの赤い服は、コカ・コーラが広告のために作り上げたものだ」とも述べたという。この発言に子どもたちの親たちから苦情が寄せられ、ノート教区コミュニケーション・ディレクターのアレッサンドロ・パオリーノ氏は12月10日、ネット上で謝罪した。 パオリーノ氏は「司祭に代わり、子どもたちを失望させた発言をお詫びする」と述べた上で、同司祭は子どもたちの夢を壊そうとしたわけではなく、クリスマスの本当の意味を伝えようとしていたと説明した。謝罪と説明を受け入れた人たちもいる一方で、クリスマス2週間前に司祭が「サンタクロースはいない」と伝えたことに、腹を立てている親たちもいる。 コカ・コーラ社は1931年のクリスマスキャンペーン用に、イラストレーターのハッドン・サンドブロム氏に依頼して、赤い服を着て白髭で陽気なサンタクロースを制作した。同社は、このイメージを作ったのはコカ・コーラではないが、広めるのに広告が一定の役割を果たしたと説明している。(CJC) 関連記事【クリスチャンビギナーズ】第4回 世界初のクリスマスプレゼント【毎月1日連載】牧会あれこれ (27) コロナ禍の中のクリスマスプレゼントクリスマスソングって讃美歌?聖歌?それともゴスペル?一足お先にサンタクロースの日!? 〜聖ニコラウスの祝日〜日本のクリスマスってなんだ!?その歴史的背景は? 関連 Post Share 【米CT】 米クリスチャンの多くは神の子が「降誕」前に存在したとは信じていない 前の記事 「二回目の奇跡」は一回目よりすごいと思う【聖書からよもやま話106】 次の記事