【訃報】 岩田雅一さん(宗教者核燃裁判共同代表、日本基督教団八戸北伝道所牧師)

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いわた・まさかず 7月20日、胃がんのため逝去。78歳。手術や抗がん剤治療は受けずに緩和ケアを続けていた。

 1942年大阪府生まれ。農村伝道神学校卒業。1982年、八戸北伝道所に赴任。1984年、核燃料サイクル基地六ヶ所村立地案に接し、「死の灰を拒否する会」を結成。六ヶ所村での地元住民との出会いから、核開発、原子力行政への警鐘を鳴らし続けた。

 著書に『岐路に立つ――六ヶ所村の人々と共に』(新教出版社)、原子力行政を問い直す宗教者の会編『総ヒバクの危機――いのちを守りたい』(游学社)、『カオス――抑圧の最前線~六ヶ所から』(ラキネット出版)。写真家として、「混沌(カオス)の村・六ヶ所」写真展を全国で開催。日本基督教団核問題連絡会代表、奥羽教区核燃料サイクル問題小委員会委員長、原子力行政を問い直す宗教者の会世話人などを歴任。

 昨年12月17日の第1回口頭弁論期日では、同じく宗教者核燃裁判共同代表の中嶌哲演氏と共に意見陳述していた。

宗教者核燃裁判で口頭弁論 「核燃サイクル」は「死のサイクル」 2021年2月1日

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