イエスはガリラヤ中を回って、諸会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、また民衆のありとあらゆる病気や患いをいやされた。
マタイ4章23節(参照箇所同書4章23-25節)
主イエスはメシアとしての働きをガリラヤから始められました。聖書は「イエスはガリラヤ中を回って、諸会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、また民衆のありとあらゆる病気や患いをいやされた」と告げます。「教え」、「宣べ伝え」、「いやす」の三つの働きは、宣教、教育、奉仕として教会の基本的な働きに取入れられ、教会、学校、病院、社会福祉施設などの活動を盛んにする土台となっています。「いやし」が奉仕であるとされるのは、「いやし」という言葉の原意には、仕えるという意味があるからです。
これらの働きは、場所を限定することがありません。またすべての人が対象となる働きでもあります。幸福な人であろうと、不幸の中にいようと、病の床に伏せっていようと、健康な体を持っていようと、人間の生き死にに関わるすべてのことが働きの場となるわざです。言い換えれば、だれであれ、どこででも、どのような状況があろうと、主は人が必要とするすべてに働いてくださるということです。教会の働きは、それほど広いということです。