1月1日 詩編98編1節

1【賛歌。】
新しい歌を主に向かって歌え。
主は驚くべき御業を成し遂げられた。
右の御手、聖なる御腕によって
主は救いの御業を果たされた。

2主は救いを示し
恵みの御業を諸国の民の目に現し
3イスラエルの家に対する
慈しみとまことを御心に留められた。
地の果てまですべての人は
わたしたちの神の救いの御業を見た。

4全地よ、主に向かって喜びの叫びをあげよ。
歓声をあげ、喜び歌い、ほめ歌え。
5琴に合わせてほめ歌え
琴に合わせ、楽の音に合わせて。
6ラッパを吹き、角笛を響かせて
王なる主の御前に喜びの叫びをあげよ。

7とどろけ、海とそこに満ちるもの
世界とそこに住むものよ。
8潮よ、手を打ち鳴らし
山々よ、共に喜び歌え
9主を迎えて。

主は来られる、地を裁くために。
主は世界を正しく裁き
諸国の民を公平に裁かれる。

新しい時が始まります。今年こそはと心に思い定めることもきっとおありのことでしょう。元旦の新しさの中に、時の流れの新しさに加え、キリストによって造り変えられた新しさを見るのが、信仰者の新年の迎え方の中にあっても不思議ではありません。聖書によれば、信仰者はキリストによって新しく造り変えられた者です。パウロは、「キリストと結ばれる人はだれでも、新しく創造された者なのです。古いものが過ぎ去り、新しいものが生じた」(コリント二、五章一七節)と言います。この新しさを信仰者は自らの中に確認する機会を今日得たというべきでしょう。人間の文化は成長や進歩向上を遂げつつ新しさを形勢しますが、信仰の新しさは神の恵みによる新しさです。恵みによる新しさは、予想することもなく、計画によってでもなく、瞬時に与えられたというべき変革です。信仰者はこの恵みによる変革によって、わが身がすっかり新しくされていることを驚きと感謝のうちに受け取るのです。この詩編の作者は、「今」というこの時に恵みによって変革した自分自身を発見して、「新しい歌を主に向かって歌え」と言っているのです。

 






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