WCRP日本委 新理事長に全日本仏教会前理事長・戸松義晴氏 

世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会は、9月13日の理事会において、新理事長に浄土宗心光院住職(浄土宗総合研究所副所長)の戸松義晴(とまつ・よしはる)氏(69)を選任した。植松誠(うえまつ・まこと)氏(日本聖公会主教)現理事長の任期満了に伴うもの。同日、京都市内で記者会見を開き発表した。

植松誠氏(=写真左)と新理事長に選任された戸松義晴氏(=写真右)。(写真提供:WCRP日本委員会)

戸松氏は1953年、東京都生まれ。慶應義塾大学、大正大学大学院を経て、ハーバード大学大学院神学校で神学修士号を取得。93年から浄土宗心光院住職を務め、全日本仏教会(全日仏)理事長、日本宗教連盟(日宗連)理事長などを歴任。今年6月からはWCRP/RfP日本委の理事を務めている。また、8月には浄土宗総合研究所副所長に就任。著書に『寄り添いの死生学』『Never Die Alone』『仏教徒ターミナルケア-エイズホスピス寺院から学ぶもの-』など著書・共著多数。

記者会見で戸松氏は、宗教者は世界の諸問題解決に向け、「安全なところで祈りを捧げているだけ」と指摘されることもあるが、WCRP/RfPはさまざまな問題に対して具体的な活動を行っていると説明。宗教者は悩み苦しむ人々と触れ合い、手を差し伸べていくことが大切と強調した上で、「宗教者が一人の人間として多くの人の喜びや悲しみに寄り添っていけるよう、現場性を大事にしていきたい」と所信を表明した。

2006年から16年にわたって同日本委の理事(18年から理事長)を務めた植松氏は、退任にあたりこうに話す。「平和こそが宗教者の存在意義で最も重要なこと。新理事長のもとで、平和をつくり出す大事な活動が継続されていく大きな希望につなげたことに喜びを感じている」

世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)は、1970年に発足した国際NGO。国連経済社会理事会に属し、99年に総合協議資格を取得。世界90カ国以上にわたる国際諸宗教ネットワークとして諸宗教間の対話・協力をとおした紛争和解や平和教育などの平和構築活動を行う。同日本委員会は、72年に日本宗教連盟の国際問題委員会を母体として発足し、現在は公益財団法人として諸宗教連帯による平和活動を行っている。

 

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