6年ぶりの第2回日本青年伝道会議を11月に

 

「第2回日本青年伝道会議」(NSD2)が11月22〜24日に開催される。会場は山崎製パン総合クリエイションセンター(千葉県市川市)、お茶の水クリスチャン・センター(東京都千代田区)など。テーマは「神の国マインドに生きる」。

プロテスタント福音派の日本福音同盟(JEA)青年委員会の主催。実行委員は委員長の佐野泰道(日本同盟基督教団霞ヶ関キリスト教会牧師)、蔦田聰毅(イムマヌエル堺キリスト教会牧師、青年委員会委員長)、川口竜太郎(hi-b.a.〔高校生聖書伝道協会〕代表スタッフ、キリスト伝道隊平塚福音キリスト教会)、スズキ知恵子(hi-b.a.新地域コーディネーター、SEND国際宣教団大倉山キリスト福音教会)、大嶋重徳(KGK〔キリスト者学生会〕総主事、鳩ヶ谷福音自由教会)、飯田岳(東京フリー・メソジスト南大沢チャペル牧師、JCE6教会の誠実さへの変革プロジェクトリーダー)、山下大喜(日本イエス・キリスト教団服部喜望教会牧師)、品川謙一(JEA総主事、日本キリスト合同教会東浦和教会協力牧師)、石倉満(OneHope Japan ミニストリーコーディネーター)、ポール・スズキ(日本福音宣教師団)各氏。

第1回日本青年伝道会議は6年前の2012年9月、国立オリンピック記念青少年総合センター(渋谷区)で開催された。テーマは「Reach the Young!──分かち合おう、青年宣教のVision」で、聖書講演は郷家一二三氏(日本ホーリネス教団坂戸キリスト教会牧師)が2日にわたって語り、夜の青年大会では1日目が小澤由紀恵氏(元hi-b.a.スタッフ)、2日目は米内宏明氏(日本バプテスト教会連合国分寺バプテスト教会牧師)がメッセージを取り次いだ。

第1回日本青年伝道会議(写真:日本福音同盟提供)

JEA関連の青年宣教の流れは次のとおり。2003年8月、JEA主催で世界宣教青年大会(SSST)「すっと青山」が開催された。これまで教会が大人中心に形成されて青少年を受け止めず、教会学校も衰退傾向にあることを反省して、その後、JEAの中に青年委員会が発足した。05年11月にはJEA青年委員会が協力して「すっとKANTO」、日本プロテスタント宣教150周年となった09年には「すっとEZRA(エズラ)」が開催された。そして、同年に開かれた第5回日本伝道会議の青年プロジェクトで、「青年宣教に特化した大会を持ちたい」との声が上がり、その3年後、「日本青年伝道会議」として実現に至ったのだ。第1回の開催後、15年と16年には青年委員会主催の「NSDセミナー」が開かれ、昨年と今年1月には、NSD2開催に向けたサミットが行われた。

こうした歩みを振り返り、廣瀬薫JEA理事長は第2回日本青年伝道会議への期待を次のように語っている。

「これらの積み重ねの日本の青年宣教への貢献は特筆すべきもので、奉仕された方々と神様に心から感謝しています。この流れは貴重です。ぜひこの流れに触れる青年や奉仕者や教職を増やしてください。超教派の青年宣教の集りは、必ず参加者に貴重な経験や出会いを与えます」

第1回日本青年伝道会議(写真:日本福音同盟提供)

プログラムは以下のとおり。

22日(木)オープニング、青年宣教サミット(青年宣教に重荷のある教職・信徒・宣教団体)、青年大会1
23日(金祝)聖書講演、世代別ランチタイム、分科会、オプション、フリータイム、青年大会2
24日(土)世代別フェロシップ

※22日夜から24日までのプログラムは、一般の青年(信徒、高校生・中学生を含む)を対象にしたプログラム。

◎「第2回日本青年伝道会議」(NSD2)公式ウェブサイト

雑賀 信行

雑賀 信行

カトリック八王子教会(東京都八王子市)会員。日本同盟基督教団・西大寺キリスト教会(岡山市)で受洗。1965年、兵庫県生まれ。関西学院大学社会学部卒業。90年代、いのちのことば社で「いのちのことば」「百万人の福音」の編集責任者を務め、新教出版社を経て、雜賀編集工房として独立。

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