おはようございます。
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◆2011年3月18日 東京スカイツリーの高さが634mに到達した日
東京スカイツリーが高さ634mと計画された理由は、一つには628.8mのアメリカのKVLY-TV塔を抜いて世界一の電波塔とすること、一つには東京タワーの倍程度の高さとすること、そして最後には「武蔵(ムサシ)の国」だから「634」というダジャレのような意味もあったのだとか。現在、電波塔としては世界一の高さ、人工建造物としてはドバイのブルジュ・ハリファ(828m)に次ぐ、世界2位の高さです。
さて、クリスチャンがよく聞く質問に「神様はバベルの塔を建てた人間には怒ったのに、どうしてスカイツリーを建てた人間には怒らないのか」というものがあります。なるほど、言われてみれば不思議な気もします。
が、それは「過去の技術は現代よりも劣っているはずだ」という現代人のおごりなのかもしれません。なぜなら、あくまで一説ですが、バベルの塔はスカイツリーよりはるかに高かったという説もあるからです。それらの説によればバベルの塔の高さは6000mと言われています。絵画で描かれているバベルの塔も雲を突き抜けたりしていますから、それを信じるならやっぱりスカイツリーよりも高いということになります。
また、まじめに答えれば神様は高い建物自体に怒ったのではなく、「自分たちが神より優れていることの証拠に天に届く建物を建てよう」というその動機に怒ったんです。スカイツリーの目的は「みんなに地上デジタル放送を見せるため」ですから、それで怒られなかったのかもしれません。
それではまた明日。
MARO 1979年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科、バークリー音楽大学CWP卒。 キリスト教会をはじめ、お寺や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。2020年7月よりクリスチャンプレスのディレクターに。 10万人以上のフォロワーがいるツイッターアカウント「上馬キリスト教会(@kamiumach)」の運営を行う「まじめ担当」。
著書に『聖書を読んだら哲学がわかった 〜キリスト教で解きあかす西洋哲学超入門〜』(日本実業出版)、『人生に悩んだから聖書に相談してみた』(KADOKAWA)、『キリスト教って、何なんだ?』(ダイヤモンド社)、『世界一ゆるい聖書入門』、『世界一ゆるい聖書教室』(「ふざけ担当」LEONとの共著、講談社)などがある。新著『ふっと心がラクになる 眠れぬ夜の聖書のことば』(大和書房)2022年3月15日発売。