主の御名をあがめます。
今日もクリスチャンプレスをご覧いただきありがとうございます。
◆1555年9月25日 アウグスブルクの和議
宗教改革によって、カトリック教会から分離したルター派(プロテスタント)を、神聖ローマ帝国が正式な教会として認めたのがこの和議です。ただし、カルヴァン派などは認められなかったのでプロテスタントすべてが公式とされたわけではありませんでした。
また、カトリックかルター派かを選ぶ権利は、庶民には与えられず、それを選ぶ権利は領主にだけありました。領主がカトリックを選べばそこに住む民はみんなカトリックを信仰しなければいけなかったということです。
「和議」と呼ばれつつも、これでカトリックとプロテスタントがすぐに仲良くなったわけではなく、この後も対立を続け、三十年戦争などの悲しい争いを起こす事になってしまいました。
それではまた明日。
主にありて。

MARO 1979年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科、バークリー音楽大学CWP卒。 キリスト教会をはじめ、お寺や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。2020年7月よりクリスチャンプレスのディレクターに。 10万人以上のフォロワーがいるツイッターアカウント「上馬キリスト教会(@kamiumach)」の運営を行う「まじめ担当」。
著書に『聖書を読んだら哲学がわかった 〜キリスト教で解きあかす西洋哲学超入門〜』(日本実業出版)、『人生に悩んだから聖書に相談してみた』(KADOKAWA)、『キリスト教って、何なんだ?』(ダイヤモンド社)、『世界一ゆるい聖書入門』、『世界一ゆるい聖書教室』(「ふざけ担当」LEONとの共著、講談社)などがある。新著『ふっと心がラクになる 眠れぬ夜の聖書のことば』(大和書房)2022年3月15日発売。