3月22日は山内義雄の誕生日とバラの主日

 

今日3月22日はフランス文学者の山内義雄(やまのうち・よしお)の誕生日です。

29歳の時に翻訳したアンドレ・ジッド『狭き門』(新潮文庫)は名訳と言われ、日本にジッド・ブームを引き起こしました。カトリックとプロテスタントの家庭を軸に書かれたロジェ・マルタン・デュ・ガール『チボー家の人々』(白水社)の翻訳者としても知られています。

早稲田大学や白百合短期大学などで教鞭をとり、74歳の時にカトリック神田教会で洗礼を受けました。若き日、駐日大使だったポール・クローデル(劇作家)から「完全なフランス語を話す青年」と評されましたが、77歳になるまで一度もフランスに行ったことはありませんでした。

また今日はバラの主日でもあります。

四旬節(受難節)第4主日は、カトリック教会などでは、司祭がミサの時に首からかけるストラ(他教派ではストール)や祭服が、喜びを表すバラ色になります。四旬節の典礼色は悔い改めを表す紫が使われますが、バラ色は待降節第3主日と四旬節第4主日の年2回だけ使うことが許されています。

「レターレ・サンデー」とも言われます。「エルサレムと共に喜び祝い、彼女のことで喜び躍れ、彼女を愛するすべての人よ。彼女と共に大いに喜べ、彼女のために嘆いていたすべての人よ」(イザヤ66:10)にある「喜べ」のラテン語が「レターレ(Laetare)」です。

ウィルズデン(ロンドン)の英国国教会の主教と牧師(写真:Timothy Titus)

 






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