カトリック広島教区、「小教区の事情によって」から「教区内のすべての公開ミサ」の休止に

 

カトリック広島教区(教区長:白浜満司教)は17日、「新型コロナ・ウイルス感染症の防止対策の方針(その4)」という文書を発表した。3月27日付の文書では、「教区内5県の状況が異なるため、小教区の事情によってミサを中止してもよい」という方針を4月末まで継続するとしていたが、今回、「4月19日(復活節第2主日)~5月24日(主の昇天)までの期間、教区内の小教区・巡回教会における公開ミサを休止することにします」と方針を変えた。

カトリック幟町教会(写真:Taisyo)

広島教区の管区地域は中国地方の広島県、岡山県、鳥取県、島根県、山口県の5県。新型コロナ・ウイルスの感染者は、広島県で118人、山口県で30人、岡山県で17人、島根県で14人、鳥取県で1人確認されている(17日時点)。特に、島根県と鳥取県でも感染者が確認されたことから、「中国5県で、新型コロナ・ウイルス感染拡大の状況は、さらに悪化しています」として、今回の判断に至ったと思われる。

新型コロナ・ウイルス感染症の防止対策の方針(その4)」の全文は以下のとおり。

+主イエスは、まことに復活された。アレルヤ!

主の復活、おめでとうございます。ともにいてくださる主イエスに信頼して、互いに励まし合い、助け合いながら、直面している困難を乗り越えるために、歩んで行きたいと思います。

中国5県で、新型コロナ・ウイルス感染拡大の状況は、さらに悪化しています。各地方自治体の要請や方針を考慮して、広島教区としての防止対策を、以下のように更新したいと思います。

1 教区内の公開ミサや他の活動の休止

前回の通達(その3)では、4月末まで「小教区の事情によってミサを中止してもよい」としていました。今回の通達(その4)により4月19日(復活節第2主日)~5月24日(主の昇天)までの期間、教区内の小教区・巡回教会における公開ミサを休止することにします。5月31日(聖霊降臨の主日)以降、公開ミサの再開が可能かどうかについては感染状況の推移を注視し、教区本部から各小教区・巡回教会の状況判断を伺いつつ、新たな通達を出すことにします。

どうぞ、各地方自治体の要請や方針に留意し、やむを得ない場合を除いて、当面、会議や集会等も休止して、メール・映像・電話などでの対応を、よろしくお願いします。

2 非公開のミサ

公開ミサの休止期間中に、司祭はふさわしい場所において他の司祭や少数の奉仕者と共に、非公開ミサをささげることができます。その際には、感染のリスクを避ける配慮を十分にお願いします。教区内の観想修道院や修道院でのミサについては、該当する修道院の責任者と管轄区域の小教区の主任司祭と協議し、修道院内の聖堂で、非公開の形式で継続することを了解します。

3 YouTubeライブ・チャンネルや教区のホームページの利用

インターネットが利用できる環境でしたら、広島司教区の「平和の使徒推進本部」のYouTubeライブ・チャンネル(https://youtu.be/rrtmoekHcDU)において、世界平和記念聖堂の主日のミサを中継しますので、霊的な参加をお勧めします。また、自宅で可能な祈りや霊的な過し方の例を、教区のホームページで紹介していますので、参考にしていただければ幸いです。

皆様の上に、神様の特別なご加護をお祈りします。ご健康には十分ご留意ください。

 






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