殺傷事件から3年 カリタス学園で追悼ミサ 「神様の慈しみとお支えを願う」

カリタス小学校の児童らが、刃物を持った男に殺傷された事件から28日で3年。カリタス学園(齋藤哲郎理事長)では追悼ミサが開かれた。読売新聞によると遺族や児童、保護者、教職員ら約250人が集まった。

事件が起きたのは、2019年午前7時40分ごろ。神奈川県川崎市登戸でスクールバスを待っていた児童と保護者が、包丁を持った男に次々と切りつけられ、小学6年の栗林華子さん(当時11)と、別の児童の父親で外務省職員の小山智史さん(当時39)が死亡し、18人が重軽傷を負った。男はその場で自殺し、殺人などの疑いで書類送検され不起訴となっている。

ミサ終了後には、倭文覚教頭が、「安全な登校や、児童の心のケアに力を注いできました。安全と安心を保障できるよう、引き続き取り組んでいきます」と話した。

Kawasaki stabbings bus stop(写真:Nesnad)

また、カリタス学園では18日に、「お心を寄せてくださる皆さまへ───事件から3年目を迎えて」と題した文書を、理事長、校長ららが連名で学園ホームページに掲載した。その中で、「追悼ミサでは、亡くなられた方々を偲びながら神様の慈しみとお支えを願いたい」と記され、さらに「戦争の悲惨さもつたえられる昨今、『いのちの尊厳を伝える学園』をめざして、これからも日々の教育に努めてまいります」と語っている。

カリタス学園は、カナダのケベック・カリタス修道女会が教育活動の一環として、日本に設立したカトリック学校。1961年に中学・高校、62年に幼稚園、63年に小学校、66年に短期大学を開設し、幼稚園から短期大学までの一貫教育を行っている。学園名のカリタスは、ラテン語で神さまの「愛」を意味し、「普遍的愛の母」と呼ばれた聖マルグリット・デュービルが創立した「カリタス修道女会」の名に由来している。

 

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