日本スピリチュアルケア学会 聖路加国際病院「性暴力」事件の判決確定受け加害牧師を除名

聖路加国際病院(東京都中央区)での「性暴力事件」とそれをめぐる訴訟の判決確定を受けて、日本スピリチュアルケア学会(島薗進理事長)は7月11日、日本基督教団無任所教師で、当時横浜市内の単立教会で副牧師を務めていた正会員の柴田実氏を除名処分としたことを発表した。

同学会は今年2月、被害女性の代理人弁護士同席のもと、理事長の島薗氏を含め関係者数人がオンラインで面会。「法人の定める所定の手続きに則り、裁判記録はじめ同人からの聴き取りなどに基づく調査および懲戒審査を踏まえ」、定款第12条に基づき、7月2日の臨時代議員総会で除名との判断を下した。同氏が認定されていた「指導スピリチュアルケア師」の資格はすでに取り消されている。

日本スピリチュアルケア学会は2007年、スピリチュアルケアに関心を寄せる有志が呼び掛け、医療関係者、宗教(キリスト教・仏教)関係者を中心に25人の発起人によって正式に設立され、2020年には任意団体から一般社団法人へ移行。日野原重明氏(聖路加国際病院名誉院長)、髙木慶子氏(上智大学グリーフケア研究所名誉所長、カトリック援助修道会修道女)、柏木哲夫氏(淀川キリスト教病院名誉ホスピス長)が理事長を歴任している。

2017年に難病治療のため患者として通院する中で被害にあった女性は、同学会の他にも、柴田氏の所属する日本基督教団、病院の使用者責任に関与する日本聖公会にも救済を求めていた。

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