小さな教会で奉仕が負担に… 山中正雄 【教会では聞けない?ぶっちゃけQ&A】

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Q.私の教会は、少人数の信者で礼拝を守っています。1人あたりの奉仕の役割が大きな負担になっています。どうすればよいでしょうか?(30代・女性)

私たちは洗礼を受け、キリスト者になります。それは教会入会を意味し、会員としての責任が生じることはいうまでもありません。一般的には、礼拝などの集会に出席すること、月定献金などの献金を捧げることが信徒の義務と考えられます。

しかし、教会の奉仕はそれだけではありません。集会の開催、会堂の維持・管理、伝道・牧会にかかわる雑務は際限なくあり、牧師・伝道者だけではすべてカバーできないこともしばしばです。そこで信徒の奉仕が要請されるようになるわけです。ただし奉仕の範囲と分量については慎重に考えなければなりません。説教の奉仕は、主に牧師が(病気や事故で倒れた時を除き)責任を担います。それ以外の奉仕は信徒の賜物に従って、極力均等に分けるのが通例でしょう。

では、「少人数の信者」しかいない教会の場合はどうか。1人が2役、3役の奉仕をせざるをえない現実があるのでは……。そうした疑問も生じるかもしれません。日本では礼拝出席者20名以下の教会が多く、これは深刻な問題です。

それでも、開拓伝道を経験した筆者は、「少人数」が集う教会の特別な祝福を知りました。大きな教会では有能な先輩の陰に隠れていた信徒が、小さな教会では使命感をもち、生き生きと奉仕に励むこともあり、これは「強いられた」恵みの一例といえるでしょう。

もし奉仕が負担であれば他の信徒に交代してもらい、それが困難な場合は、大きな教会に移ることも選択肢の一つとして考えられます。早急に結論を出さず、所属教会の指導者とよく相談してみてください。

*本稿は既刊シリーズには未収録のQ&Aです。

やまなか・まさお 精神科医、日本アライアンス教団千葉キリスト教会牧師。 1951 年高知県生まれ。高知高専、広島大学医学部、日本アライアンス神学校卒。日本アライアンス教団関東教区長。マザーズ・カウンセリング・セン ター(MCC)運営委員長。著書に『こころの診療室』(日本キリスト教団出版局)、『うつ病とそのケア』(キリスト新聞社)など。

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