4月17日 使徒言行録11章26節

このアンティオキアで、弟子たちが初めてキリスト者と呼ばれるようになったのである。
使徒言行録11章26節(参考箇所同書11章19〜26節)

クリスチャンとは、もともとあだなとしての呼び名でした。使徒言行録には「キリスト者」とありますが、聖書原語ではクリスティアノスといい、キリストに属する者という意味で通常クリスチャンと称しているのです。アンティオキアでこの名が始ったとありますから、この教会で弟子たちがキリストについて語ったことから、この人たちはキリストの者だとの印象を与えたのでしょう。差別や蔑視の意味ではなく、何者であるかを鮮明にする旗印であったと思われます。

人はわたしは何者であるかというアイデンティティーを確立することは大切です。いわば自分の旗印です。キリスト者は信仰者であると同時にキリストの者として社会から認められることも大切なことです。

クリスチャンとしてアイデンティティーがあいまいであったり、確立していないと社会との間に孤立感を感じるかもしれません。成熟したクリスチャンは、自らのアイデンティティーを確立し、他者との間に温かい人間関係を持つことができ、社会の中で信頼されるものです。クリスチャンであることで社会の中で孤立するようなら、キリスト者としてのアイデンティティーと人間関係ををふり返ることが必要です。

 






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