Girlympiad 2021 動画配信
“女の子たちのスポーツを核とした成長ストーリー”
YMCA Girl’s Programme supported by Play Academy with Naomi Osaka
日本では「週1日もスポーツをしない」女性は、ほぼ全年齢層において男性に比べて多く(例:19歳時においては男子の3倍)(*1)、10代から30代の女性の約30%がスポーツに対してネガティブな印象を持っていることがわかっています(*2)。このような状況の原因として、とくに青少年期の女の子の興味関心に合うスポーツ環境が不足していること(*3)、女性コーチの人数が男性に比べ1/3ほどしかいないこと(*4)、学校の部活などにおける暴言などのハラスメントが起きていることが挙げられます(*5)。コロナ禍における生活様式の変化によって、体を動かす機会はさらに減り、「スポーツ体験の不足」は心身の健康にも影響を及ぼしています。
YMCAでは、長年にわたりすべての子どもや若者が自分らしくスポーツを楽しみ、心と身体、精神にわたる全人的な成長の機会を用意しています。勝利至上主義や厳しい上下関係などはスポーツの本質ではありません。スポーツとは、第一に安心・安全な環境において、第二にロールモデルによる伴走的指導によって、単に身体能力を高めるだけでなく、自らの人生を切り拓くための自信、仲間と励まし合う隣人愛の実践、そして人生をかけて社会で解決すべき課題に取り組む視点とスキルを身に付けるために有効な習慣であるとYMCAは考えています。
今回、小学生から社会人まで、国内外で“スポーツを通して人生を楽しみ切り拓く女の子たち”にインタビューを行い、「女の子がスポーツや運動を続ける難しさ」はどこにあるのか、本音を引き出しました。続けた先にどのような世界が広がるのか、スポーツを核とした成長のストーリーになっています。そこには、学校部活動の問題、「女の子らしさ」「かわいさ」を求める気持ちとスポーツを楽しむ気持ちのジレンマ、女性の身体特有のハンデなども浮彫りになっています。しかし、登場する一人一人の表情には自信と希望が満ちあふれています。気がつけば(なんとなく)スポーツから疎遠になりがちな女の子たちが、この動画を通して、スポーツがもたらしてくれる本来の楽しさや喜びに触れてもらえれば幸いです。
*1: 2017年スポーツ庁 体力・運動能力調査結果報告書より
*2: 2018年スポーツ庁 スポーツを通じた女性の活躍促進のための現状把握調査報告書より
*3: 2018年スポーツ庁 体力・運動能力調査結果報告書より
*4: スポーツ庁 第1回スポーツを通じた女性の活躍促進会議(2017年)より
*5: 2013年明治大学・笹川スポーツ財団・横浜国立大学 高校運動部活動において指導者や上級者から受ける暴力・暴言経験のリスク分析より
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