「そんなことわかっているよ」とバカにせず、とにかく素直にやってみる【聖書からよもやま話118】

主の御名をあがめます。

皆様いかがお過ごしでしょうか。MAROです。
今日もクリプレにおこしいただきありがとうございます。

毎回、新旧約聖書全1189章からランダムに選ばれた章を読んで、僕の心に浮かんだ事柄を、ざっくばらんに話してみようという【聖書からよもやま話】、今日は 旧約聖書、  列王記第二の5章です。それではよろしくどうぞ。

◆列王記第二 5章13節

「わが父よ。難しいことを、あの預言者があなたに命じたのでしたら、あなたはきっとそれをなさったのではありませんか。あの人は『身を洗ってきよくなりなさい』と言っただけではありませんか。」

(『聖書 新改訳2017』新日本聖書刊行会)

預言者エリシャのところに、ナアマンという勇士が「僕の病気を治してくださいな」と頼みに行きました。エリシャは「いいよ。じゃあヨルダン川で体を7回洗ってみて。そしたら治るから」と言いました。するとナアマンは怒ってしまいました。「そんなことで治るわけないだろ!そんなんで治るならもうとっくに治ってるよ!もっとちゃんと治療してよ!!」

これを聞いたナアマンの部下が言いました。「ご主人様。もしエリシャさんがもっと難しいことを言ったのなら、あなたは怒らずに納得してそれをやったはずです。難しいことを言われているわけではないのですから、やってみたらどうですか」ナアマンは「それもそうだな」と思い直して、エリシャの言いつけ通りヨルダン川で7回体を洗いました。すると病気はほんとうにすっかり治ってしまいました。それでナアマンはエリシャを尊敬し、そしてエリシャの後ろにいる神様を信じるようになりました。

僕たちにもこんなこと、ありますよね。誰かに何かのアドバイスを求めるときに、与えられたアドバイスがあまりにシンプルなものだと「そんなことで問題が解決するわけないだろ!」と怒ってしまったり、せっかくのアドバイスを無視してしまったり。でもシンプルなことを忠実に実行するのは意外と難しいことです。たとえば、「体の調子がなんとなく悪い」って時に、「早寝早起きがいいよ!」とか「バランスの取れた食事を!」なんて言われると「そんなのわかってるよ!もっとなにかすごいテクニックとかないの!?」と思ってしまいがちですが、自分をよくよく思い返してみると、そのシンプルなことができていなかったりします。

ここでエリシャがナアマンに、つまり神様がナアマンに求めたことは具体的には「ヨルダン川で7回体を洗う」ということでしたが、その真意は「神様が求めることを素直に行う」ということです。僕たちクリスチャンは困難に遭うたびに神様に祈り、そして「神様を信頼して素直に従いなさい」というメッセージを受け取ることが、きっと人生において多々あります。「神様に素直に従う、なんて、それが良いことなのはわかってますよ!もっと特別なありがたいメッセージをくださいよ!」とそんな時には思ってしまったりします。が、そのシンプルなことが何よりも大切で、そして実は実際に行うのがとても難しいことなんです。そのシンプルなことを忠実に行えた時、神様の祝福は必ず与えられるんです。

「そんなこと、わかっているよ」とバカにせず、とにかく素直にやってみる。これが人間にとって、すごく大切なことなんです。

それではまた。
主にありて。
MAROでした。

【今日の小ネタ】
数の子一つに含まれる卵の数は2〜5万個だそうです。

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