3月1日は「世界祈祷日」。それに合わせて、全国で集会が開催される。日本キリスト教協議会のホームページから、全国各地の集会の情報を確認できる。
世界祈祷日は、毎年3月の第1金曜日、世界各地で同じ式文を用いて礼拝が行われる。目的は、世界のキリスト者、特に女性が連帯することだ。1887年に始まり、その後、2度の世界大戦の経験から、世界的な運動に発展した。日本では1932年から、戦中を除いて毎年開催されている。
2019年のテーマは、「大宴会」のたとえ(ルカ14:15~24)から、「いらっしゃい、準備はすっかりできています」。式文は、スロベニアの女性によって作成された。
スロベニアは、オーストリアの南、イタリアの東にある小国。国土の60%が森林で覆われ、人口は200万人。1991年にユーゴスラビアから独立した。
式文は、スロベニアが社会主義・共産主義だった時代から民主主義議会制共和国となった今日までの政治的・経済的状況を反映している。社会の片隅に追いやられていた女性や難民、少数民族の声で語られていく。
今回、初めての試みとして、東京地区では、仕事などで参加できない人を考慮し、昼過ぎと夜に開催する予定。なお世界祈祷日の献金は、世界祈祷日国際委員会(WDP)を通して、式文作成国や国内外の女性の働きのためにささげられる。