中国・山東省の済南市郊外に位置する梁王(りょうおう)カトリック教会が17日、70人以上の警察官と労働者によって破壊されたと、国際キリスト教人権監視団体(ICC)は明らかにした。
中国政府によって認可された教会だったが、教会の管理人3人の持っていた携帯電話を没収して破壊し、建物は掘削機などによってわずか15分の間に取り壊された。
中国政府による教会堂の取り壊しはさまざまな理由によって行われるが、公認教会の破壊には、習近平(しゅうきんぺい)国家主席によって推し進められている無神論化の動きが一段と先鋭化している中国共産党の姿が見て取れる。昨年12月にも、西安にある公認カトリック教会が破壊されている。
ジナ・ゴウICC地域統括マネージャーは次のように話す。「今回のようなきわめて大がかりな破壊行為には、中国政府のクリスチャンに対する恐れが表れている。都市の区画整理を理由とした取り壊しでは抵抗されるため、今回のような極端な措置が講じられた。しかし、このような威圧行為を繰り返しても、クリスチャンの信仰を消すことはできない」
本記事はブラジルのキリスト教メディア「ゴスペル・プライム」より翻訳、転載しました。
出典URL:https://noticias.gospelprime.com.br/partido-comunista-da-china-destroi-templo-catolico/