トーマス・G・ロング(Thomas G. Long)
エモリー大学キャンドラー神学校(ジョージア州アトランタ)の名誉教授(説教学)。「CTパスターズ」(クリスチャニティー・トゥデイの牧師向けウェブサイト)の1991年のインタビューでロングは、「ワンポイント説教の固守」が重要だと語っている。自らの説教にも批判的な目を向けつつ、次のように発言する。「説教という課題に真剣に身をささげる説教者は、毎週毎週の説教が傑作級の出来でなくても、自分を大目に見なければなりません」
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(邦訳『歌いつつ聖徒らと共に』『現代聖書注解 ヘブライ人への手紙』『何かが起ころうとしている──アドヴェント・クリスマス説教集』日本キリスト教団出版局=編集部)

トーマス・G・ロング『現代聖書注解 ヘブライ人への手紙 』(写真:日本キリスト教団出版局提供)
オーティス・モス3世(Otis Moss III)
トリニティー・ユナイテッド・チャーチ・オブ・クライスト(イリノイ州シカゴ)主任牧師。革新ナショナル・バプテスト・コンベンションおよびキリスト連合教会で牧師に任命されたモスは40代後半。今回選ばれた12人の中で最も年が若い。説教者であると同時に、(人種・政治問題の)活動家でもある。モスの教会は、バラク・オバマ前大統領がキリストを信じた教会として有名。
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ジョン・パイパー(写真:Micah Chiang)
ジョン・パイパー(John Piper)
ベツレヘム・バプテスト教会(ミネソタ州ミネアポリス)で長年にわたり牧師を務めた。パイパーはオンライン伝道プラットフォーム「ディザイアリング・ゴッド」(「神を求める」の意)の創設者で、若い世代の間で改革派神学の人気を高めたことで評判が高い。特に若者を引きつけたのは、「2000パッション・カンファレンス」(若者向け聖会)で行った「人生を無駄にするな」という説教だった。パイパーは、ライフウェイ・リサーチ(ライフウェイ・クリスチャン・リソーシズの調査部門)が2010年プロテスタントの牧師を対象に行った調査で、「最も影響力のある存命中の説教者トップ10」ランキングの一人に選ばれている。現在、ミネアポリスのベツレヘム大学・神学校の学院長を務めている。
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(邦訳『無駄でなかったと言える生き方』『聖書が語る真実のイエス』『イエス・キリストの受難』『病床で学んだこと』いのちのことば社=編集部)

ジョン・パイパー『無駄でなかったと言える生き方』(写真:いのちのことば社提供)
ハッドン・W・ロビンソン(Haddon Robinson)
ゴードン・コンウェル神学校(マサチューセッツ州ボストン)元学長。著書『講解説教入門』(聖書図書刊行会)は、多くの神学生に参考書として頼りにされている。ロビンソンは昨年86歳で死去したが、比類なき講解説教のチャンピオンとして記憶されている。
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(他の邦訳『選択の時』CLC出版=編集部)

アンディー・スタンリー(写真:Robvilledan)
アンディー・スタンリー(Andy Stanley)
ジョージア州アトランタ近郊のメガチャーチ、ノースポイント・コミュニティー教会およびノースポイント・ミニストリーズの基礎を築いた牧師。たとえば、「聖書はこう言っています」といった教会でよく使われるフレーズをより具体的な表現に置き換えることで、「教会員でない人や未信者の心に響くように自分の説教を組み立てる」とスタンリーはしばしば語っている。父親はイン・タッチ・ミニストリーズの創設者、チャールズ・スタンリー。スタンリー父子は揃って、ライフウェイの「最も影響力のある存命中の説教者トップ10」(ライフウェイ)にランキング入りしている。
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(邦訳『あなたの心を本当に変える四つの習慣』福音社=編集部)
(次ページに続く)
「クリスチャニティー・トゥデイ」(Christianity Today)は、1956年に伝道者ビリー・グラハムと編集長カール・ヘンリーにより創刊された、クリスチャンのための定期刊行物。96年、ウェブサイトが開設されて記事掲載が始められた。雑誌は今、500万以上のクリスチャン指導者に毎月届けられ、オンラインの購読者は1000万に上る。