10月20日「迫害される人々は幸いである。」

そっけない荒々しい水流が、
友達のように優しいことをしてくれる。
呪いに満ちた災い 断崖にかかる爆布
それらに磨かれ 石は磨かれる
激しく流れ落ちる白波の嵐に
嫌悪が引き起こす冒瀆が洗い流される。
白波は太陽の光を浴び 虹のしぶきが
ヨヨゲイニ(ペンシルバニア州の大河)にアーチをかける。
鉄面皮(てつめんぴ)の水の流れに襲われて
地表は岩盤まで沈下する。
そこに培われるのは 賢慮を伴った服従
それは静かな ごつごつした その時だけ生まれる、水たまり。
そこで奔流は精錬され鎮まる。
そこには白い小さなヘムロックの花が咲き乱れ
生い茂ったその緑の下に 満々とした水。
鳥とシカが来て 喉を潤し水浴びをする。
平和の裡に ―― 迫害の賜物は、ここにある。
苦労して手に入れたものに 祝あれかし。
 
 

イエスは言われた。
「神への献身が迫害を呼び起こす時、
  あなたは幸いだ。
迫害があなたがたを益々深く
神の御国へと導くのだから。」
 ―― マタイによる福音書5章10節

*引用される「聖書の言葉」はピーターソンさんの翻訳・翻案を訳したものです。

63db463dfd12d154ca717564出典:ユージン・H.ピーターソン『聖書に生きる366日 一日一章』(ヨベル)
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