8月20日「健全な価値観」

 わたしたちの価値観とはどういうものだろうか。クリスチャンの歩みを通して、わたしたちは健全な価値観を獲得できる。わたしたちは人間が財産より大切なことを知っている。復讐することよりも赦(ゆる)すことが好ましいことも分かっている。隣人に感銘を与えることよりも神を礼拝することがより中心的なことであることに気づいている。

 価値観は確固たる方法性を持った傾向と目的を人生に注入してくれる。その価値観によって、わたしたちは、つまらない一時的な流行や気まぐれな熱狂から自由になる。価値観によって、より高い目的に向かう大きな目標を自分自身に向けることが出来る。わたしたちは福音によって、まともで健全な価値観と触れ続けることが出来る。

終わりに、兄弟たち、すべて真実なこと、すべて気高いこと、すべて正しいこと、すべて清いこと、すべて愛すべきこと、また、徳や称賛に値することがあれば、それを心に留めることにベストを尽くしなさい。すなわち最善で、最悪ではないこと。美しいことで、醜いことではないこと。褒めることで、呪うことではない。わたしから学んだこと、聞き、見て、気づいたことを実行しなさい。そうすれば全てを上手く為し、見事に調和してくださる神が共にいてくださる。
―― フィリピの信徒への手紙4章8~9節

*引用される「聖書の言葉」はピーターソンさんの翻訳・翻案を訳したものです。

63db463dfd12d154ca717564出典:ユージン・H.ピーターソン『聖書に生きる366日 一日一章』(ヨベル)
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