大学入試で、クリスチャンを対象にした推薦入試があるキリスト教大学を紹介する。これまで聖学院大学、ルーテル学院大学、青山学院大学を見てきたが、今回は東北学院大学、東洋英和女学院大学、平安女学院大学・同大短期大学部、西南女学院大学・同大短期大学部、頌栄短期大学を取り上げる。
東北学院大学ホーイ記念館（写真：gakuin tarou）
キリスト者等推薦入試（公募推薦）として、以下のすべてに該当する者が受験できる。
高校か中等教育学校を卒業した者か、２０２０年３月卒業見込みの者、大学を受験する資格を取得した者か、２０２０年３月までに取得見込みの者で、調査書の全体の評定平均値が３・５以上の者。その上で次のいずれかの条件を満たす者。
①キリスト者で、入学後、東北学院大学のキリスト教活動に積極的に参加する意志のある者（所属教会牧師・神父による受洗証明と推薦書が必要）。
②キリスト教を建学の精神とする学校の生徒で、建学の精神に基づく諸活動（たとえば聖書研究会、聖歌隊、ボランティア活動など）において顕著な業績を残し、入学後、東北学院大学のキリスト教活動に積極的に参加する意志のある者（志願に際しては、宗教主任などからの推薦書が必要）。
公募制推薦入試「ミッション型」として、以下の条件をすべて満たしている者が受験できる。
①本学の建学の精神・教育理念に賛同し、本学への入学を強く希望している者。
②国内外を問わず、２０２０年３月、高校（特別支援学校の高等部を含む）か中等教育学校を卒業見込の者。および、出願時に卒業後１年以内の者。学校教育法施行規則１５０条７項に該当する者。
③高校長か学校長の推薦を受けている者。
④キリスト教信徒か、近く受洗予定で、ボランティア活動など社会活動の面で顕著な働きをし、教会教職者の推薦を受けている者。
平安女学院大学・京都キャンパスの聖アグネス教会（写真：663highland）
キリスト教推薦（専願）として、キリスト教教育に深い理解を示し、キリスト教系の高校の宗教主事・チャプレン、キリスト教会の牧師・神父・司祭の推薦を受けた者を対象として、面接により合否を判定する。
キリスト教信者推薦入試として、以下の条件を満たす、建学の精神に深い理解を示すキリスト教信者を対象とした入試があり、合格者は入学金が全額免除される。
本学での勉学を強く希望し、合格後は確実に本学に入学する者で、次のすべてに該当する女子。
①２０１９年３月以降に高校か中等教育学校を卒業した者、あるいは２０２０年３月に卒業見込みの者。
②学力・人物ともに優れ、出身学校長が責任をもって推薦できる者。
③第３学年第１学期（２学期制の高校か中等教育学校については前期の中間）までの学習成績が「学生募集要項」に記された基準に該当する者か、資格を有する者。
④２０１９年９月末までに、信仰告白と洗礼・浸礼、または洗礼と堅信礼を終えたキリスト教信者。
⑤日本バプテスト連盟に加盟している教会・伝道所、並びに日本バプテスト連盟と協力関係にある教派・教会に所属する牧師・神父の推薦する者。
１０月３日の締切日必着（出願は郵送に限る。ただし、出願締切日は午前９時〜午後４時まで事務室で受付可能）だが、キリスト者入試がある。キリスト教信者（２０１８年１２月末までに受洗している者）で、所属教会教職者（牧師か司祭）および高校長の責任ある推薦を受けた者が出願できる。
