地域福祉と教会

出版社:キリスト新聞社
著者:奥田知志、神田健次、白波瀬達也、水野隆一、中道基夫
発行日:2018年3月
判型:A5
頁数:129

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 毎年2月に関西学院大学神学部で行われている「神学セミナー」の講演と礼拝を収録したブックレットの10冊目。

 同セミナーの特徴は、神学的テーマの学びではなく、現在、教会や神学が対峙していることや、問われている問題を取り上げ、神学者以外のその道の専門家の声も聞きながら神学に活かしていく点。現在の問題を神学や礼拝に活かすことを目標にしているこのセミナーは、教会離れが深刻化している今、キリスト教界の参考モデルとなるだろう。

 51回目の今回は、奥田知志、神田健次、白波瀬達也、水野隆一、中道基夫の各氏が登壇。ホームレス支援のNPOを営む奥田氏の「人のいのち」への考え方は、今の世の中で誰もが開眼しなければならない問題だと思わされる。

■軒の教会物語―今日、自分の十字架を負ってイエスに従うとは/奥田知志(日本バプテスト連盟東八幡キリスト教会牧師、認定NPO法人抱樸理事長)
■地域社会における教会の課題―癒しのミニストリーの視座から/神田健次(本学部教授)
■宗教の社会貢献を問い直す―沖縄ベタニヤチャーチの例/白波瀬達也(本学社会学部准教授)
■自分自身のように隣人を愛しなさい―社会・共同体・福祉/水野隆一(本学部教授)
■閉会礼拝/中道基夫(本学部教授)

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