米長老教会委 生物学的性を二つだけに特定する大統領命令を激しく非難

米国長老教会(PC-USA)LGBTQ+平等擁護委員会は1月22日、トランプ大統領が就任初日に生物学的性別を二つだけに特定する大統領令を発令したことを受けて、この大統領令を激しく非難し「不変の生物学的性別を二つだけ特定する大統領令は、トランスジェンダー医療に対する連邦資金の停止を意味する可能性がある」などとする主張を公式サイトで伝えた。

トランプ大統領は過去において自身が長老派であると繰り返し述べていた。しかし2020年10月23日、米宗教ニュースサービス(RNS)宛てに書かれた回答で、「私は子どものころに長老派教会で堅信礼を受けたが、今では自分は非教派のクリスチャンだと考えている」と述べていた。

PC-USAも同年11月3日、RNSによる独占インタビュー記事を引用し、「かつては長老派教会員であると主張していたトランプ氏は、現在では『非教派のクリスチャン』だと言っている」という見出しの記事を掲載していた。

トランプ大統領は20日に行われた就任式の直前、米国大統領就任日の伝統に従い、ワシントンにある米国聖公会の聖ヨハネ教会で、メラニア夫人と共に日曜礼拝に出席していたことが、複数のメディアによって報じられている。

次の日曜日に大統領がどこの教会で礼拝に出席するのかは、まだ明らかにされていない。

(エキュメニカル・ニュース・ジャパン)

関連記事

この記事もおすすめ