ヴェルサイユ宮殿の王室礼拝堂、修復工事が終了

ヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂

2017年より3年間に渡って修復工事が行われていたフランス・ヴェルサイユ宮殿の「王室礼拝堂」の修復が終了した。3日、日本メディアとしてはで初めて取材を許可されたANNが報じた。

ヴェルサイユ宮殿は1682年、絶対君主制を築いたことでも知られるフランス王・ルイ14世によって建設された。バロック建築の代表作ともいわれ、1979年には世界文化遺産に登録されている。

王室礼拝堂は、王室の主席建築家であったジュール・アルドゥアン=マンサールによって1699年から建造が始まり、完成には11年もの月日を要したという。床には美しい大理石が敷き詰められており、天井を見上げれば、キリスト教の教理である“三位一体”※を表現したフレスコ画が描かれている。大きなオルガンは、フランスを代表するオルガン建造家、フランソワ=アンリ・クリコが手がけたものだ。

※父なる神、子なるイエス・キリスト、そして聖霊が一体(一つのもの)であるという考え方のこと

ヴェルサイユ宮殿はフランスを代表する観光名所でもある

かつてこの場所は、毎日の礼拝はもちろんのこと、聖霊勲章(現在の国家功労勲章)の授与など、さまざまな催し物の際にも用いられた。1770年にはルイ16世とマリー・アントワネットの結婚式が執り行われた。

フランスで最も訪れたい観光地の一つに数えられるヴェルサイユ宮殿だが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、現在は閉館中。公式サイトでは、歴史的建造物を維持するための寄付を募っており、オンラインショップでオリジナルグッズ等の販売も行っている。

ヴェルサイユ宮殿公式サイト:https://en.chateauversailles.fr/

 






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