今日10月17日は日本YWCAの創立記念日。1905(明治38)年、日本基督教女子青年会(The Young Women’s Christian Association of Japan)が設立されました。世界YWCAから派遣されたキャロライン・マクドナルドが初代総幹事を務め、1カ月後にできた東京YWCAの初代会長は津田梅子でした。
1855年、英国で始まり、94年、世界YWCA(世界事務局:ジュネーブ)ができました。当時のYWCAは、キリスト教の伝道と女性の教育を目標にしていました。現在では、キリスト教を基盤にして、世界中の女性が言語や文化の壁を越えて力を合わせ、女性の社会参画を進め、人権や健康や環境が守られる平和な世界を目指しています。
今、日本を含む120あまりの国で、約2500万人の女性が参加。日本では、24の地域YWCAと37の中学・高等学校YWCAが活動しています。今年8月には、あいちトリエンナーレ2019の「平和の少女像」の展示の再開を要望したり、9月には天皇の即位および大嘗祭の一連の儀式に関する抗議声明を出したりしています(キリスト教界全体が同じ政治的立場ではありません)。