教会とロックは仲が悪い?

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◆6月9日 ロックの日

ロックが生まれてから長い間、「ロックは不良の音楽!」と、キリスト教界とロック界の間には一種の対立関係があったりしました。教会に通う「いい子」を解放しようとするロックンローラー達と、ロックという「世の罪」から解放しようとする教会と。マリリン・マンソンをはじめとする過激なミュージシャンのコンサート会場の前では教会の人たちによる反対プラカードがあがるというのは、80〜90年代ではよく見られた光景でした。

しかし、実はロックンローラーの中にも経験なクリスチャンも多く、「元祖ロックンローラー」なエルビス・プレスリーは非常に敬虔なクリスチャンで、本当はロックではなくゴスペルを歌いたかった程だそうですし、お腹が痛くなった人に彼が手を当てて祈ったら治った、なんていうイエス様のようなエピソードまで残っています。ノーベル文学賞を受賞したボブ・ディランも一時期はクリスチャンミュージックに没頭しました。

近頃ではクリスチャン・ロックというジャンルがCDショップの一角を占めるようにさえなっていますし、多くのクリスチャンミュージシャンがロックを通して神様の愛を伝えていたりもします。現代では教会とロックはほぼ和解したと言っても良いのではないでしょうか。

それではまた明日。

横坂剛比古(MARO)

横坂剛比古(MARO)

MARO  1979年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科、バークリー音楽大学CWP卒。 キリスト教会をはじめ、お寺や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。2020年7月よりクリスチャンプレスのディレクターに。  10万人以上のフォロワーがいるツイッターアカウント「上馬キリスト教会(@kamiumach)」の運営を行う「まじめ担当」。 著書に『聖書を読んだら哲学がわかった 〜キリスト教で解きあかす西洋哲学超入門〜』(日本実業出版)、『人生に悩んだから聖書に相談してみた』(KADOKAWA)、『キリスト教って、何なんだ?』(ダイヤモンド社)、『世界一ゆるい聖書入門』、『世界一ゆるい聖書教室』(「ふざけ担当」LEONとの共著、講談社)などがある。新著<a href="https://amzn.to/376F9aC">『ふっと心がラクになる 眠れぬ夜の聖書のことば』(大和書房)</a>2022年3月15日発売。

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