槍の又左は戦国のゴリアテ? 〜前田利家とキリシタン〜

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◆1538年1月15日(天文7年12月25日) 前田利家の誕生日

大河ドラマ「利家とまつ」でおなじみの方も多いかもしれません。豊臣秀吉に仕えた五大老、加賀百万石の礎を作った前田利家は旧暦ではクリスマス生まれでした。

と言っても、彼自身は特にキリシタンだったわけではありません。しかし宣教師たちのもたらす文化や科学的知識は評価していましたし、キリシタンに対して好意的な人だったようです。客将であった高山右近はキリシタンとして有名な人ですが、彼が秀吉のキリシタン弾圧により処刑されそうになったときは庇ったりもしています。

利家の子、前田利長は宣教師たちを「真の宗教家」と呼び、ルイス・フロイスの記録によれば洗礼を受けてキリシタンになりたいと言っていたともされます(実際にはならなかったようですが)。

男性の平均身長が157cmだった当時、180cmを超える長身で6m30cmの槍を振り回す戦場での利家の姿は非常に目立ったそうです。まさに「戦国のゴリアテ」。ゴリアテはダビデに負けてしまいましたが、利家は戦上手で知られ60歳の天寿をまっとうしたので、利家の方がすごいですね。

それではまた明日。

横坂剛比古(MARO)

横坂剛比古(MARO)

MARO  1979年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科、バークリー音楽大学CWP卒。 キリスト教会をはじめ、お寺や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。2020年7月よりクリスチャンプレスのディレクターに。  10万人以上のフォロワーがいるツイッターアカウント「上馬キリスト教会(@kamiumach)」の運営を行う「まじめ担当」。 著書に『聖書を読んだら哲学がわかった 〜キリスト教で解きあかす西洋哲学超入門〜』(日本実業出版)、『人生に悩んだから聖書に相談してみた』(KADOKAWA)、『キリスト教って、何なんだ?』(ダイヤモンド社)、『世界一ゆるい聖書入門』、『世界一ゆるい聖書教室』(「ふざけ担当」LEONとの共著、講談社)などがある。新著<a href="https://amzn.to/376F9aC">『ふっと心がラクになる 眠れぬ夜の聖書のことば』(大和書房)</a>2022年3月15日発売。

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