初代ディズニー・プリンセスの生まれた日 〜『白雪姫』の衝撃〜

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◆1937年12月21日 ディズニー映画『白雪姫』の公開

『白雪姫』は世界初のカラー長編アニメーションとして公開されました。そして白雪姫は初代ディズニー・プリンセスということになります。今でもアメリカ映画の観客動員数のベスト10に入っていますし、アニメーションとしては1位です。日本では戦後の1950年に公開されましたが、400万人もの観客動員を記録したそうです。『鬼滅の刃』の2150万人に比べると一見、少し物足りなくも見えますが時代も環境も違いますし、「絵が動く!」ということのインパクトは『鬼滅の刃』以上に人々に驚きを与えたでしょうし、手塚治虫さんも「50回は観た」と言っているように、後の映画界・アニメ界に与えた影響は絶大なものでした。

さて『白雪姫』の原作はグリム童話です。アンデルセン童話はアンデルセンさんが書いた童話ですが、グリム童話はグリムさんが書いた童話ではなく、グリムさんが集めた童話です。グリムさんはドイツの各地で、親から子へ、子から孫へと口伝えで継承されてきた物語を集めて、一つの童話集に編纂(へんさん)したんです。ですからグリム童話を研究すると、当時のドイツの民間風習や思想が浮かび上がってきたりもします。

当時のドイツの人々の多くはキリスト教を信仰していましたから、このここに集められた童話にも直接的・間接的にキリスト教の影響を受けているものが少なくありません。この『白雪姫』で言えば、魔女の毒リンゴを食べて死んでしまう描写はアダムとイブのエピソードからの影響だと言われていますし、7人の小人は7つの大罪を暗示しているという説もあります。

また、死んだ白雪姫が生き返るのもイエス様の復活の影響を受けていると言われます。日本の昔話には死んだ人が生き返るというシーンはあまりないのですが、グリムに限らずキリスト教圏の物語にはしばしば出てきます。聖書で復活の教義に親しんでいる人たちには、物語の中で死んだ人が生き返るということに抵抗が少なかったのかもしれません。

それではまた明日。

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