世を変えるのに「時間がない」なんて言わせない! 〜パワフル教皇シクトゥス5世〜 

おはようございます。
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◆1520年12月13日 教皇シクトゥス5世の誕生日

わずか5年の在位でしたが、その任期中に多くのことを成し遂げて歴史に残った教皇が、シクトゥス5世です。教会の財政難を立て直し、同時にローマの街を整備し、大勢の犯罪者を逮捕して治安も回復させました。サン・ピエトロ大聖堂をはじめ、あちこちの聖堂のリニューアル工事も行い、水道も修理して農業にも貢献しました。

恐ろしくエネルギッシュで「考えるよりもまず行動!寝る暇があるなら行動する!」みたいな人だったらしいです。周りにいる部下の皆さんは大変だったでしょうね・・・。短期間にあまりに多くのことをやりすぎたうえに、古代ローマの遺物を壊したりもしたので、同時代の人々からは批判を浴びたりもしましたが、後世の歴史家からの評価は概ね肯定的です。

何かを成し遂げるのに「時間が足りない」なんて言い訳にならない!!とにかく働け!!という感じでしょうかね。もしかしたら、彼の統治下の教会は今でいうブラック企業だったかもしれませんね・・・

それではまた明日。

横坂剛比古(MARO)

横坂剛比古(MARO)

MARO  1979年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科、バークリー音楽大学CWP卒。 キリスト教会をはじめ、お寺や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。2020年7月よりクリスチャンプレスのディレクターに。  10万人以上のフォロワーがいるツイッターアカウント「上馬キリスト教会(@kamiumach)」の運営を行う「まじめ担当」。 著書に『聖書を読んだら哲学がわかった 〜キリスト教で解きあかす西洋哲学超入門〜』(日本実業出版)、『人生に悩んだから聖書に相談してみた』(KADOKAWA)、『キリスト教って、何なんだ?』(ダイヤモンド社)、『世界一ゆるい聖書入門』、『世界一ゆるい聖書教室』(「ふざけ担当」LEONとの共著、講談社)などがある。新著<a href="https://amzn.to/376F9aC">『ふっと心がラクになる 眠れぬ夜の聖書のことば』(大和書房)</a>2022年3月15日発売。

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