【今日は何の日】1921年11月4日 原敬暗殺事件

主の御名をあがめます。

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◆1921年11月4日 原敬暗殺事件

原敬は大正時代の政治家で、1918年から総理大臣を務めました。当時は大臣、ましてや総理大臣を務めれば華族の爵位を受けることが多かったのですが、彼はこれを断り続け、その出自や人柄から「平民宰相」と呼ばれ親しまれました。原家はもともとは武家でしたが、この頃には士族の籍を外れて平民となっていました。しかしその在任中、1921年のこの日に東京駅で刺殺されてしまいました。現職の総理大臣が暗殺されるという非常にショッキングな出来事でした。

その突然の死に、政敵であった西園寺公望も「自分のために私欲を考える男ではなかった」と嘆き、山縣有朋はショックで熱を出して寝込んでしまったほどだったと言われています。

出世するまでに大変な苦労をしたようで、学生時代には実家が盗難に遭い、学費を捻出することができなくなってしまいました。そこで無料で通えたカトリックの神学校に通い、そこでキリスト教徒として洗礼を受けました。洗礼名はダビデでした。低い身分から苦労して立身出世を遂げ人々から慕われたという点で、ダビデと通ずるものが感じられます。

それではまた明日。
主にありて。

横坂剛比古(MARO)

横坂剛比古(MARO)

MARO  1979年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科、バークリー音楽大学CWP卒。 キリスト教会をはじめ、お寺や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。2020年7月よりクリスチャンプレスのディレクターに。  10万人以上のフォロワーがいるツイッターアカウント「上馬キリスト教会(@kamiumach)」の運営を行う「まじめ担当」。 著書に『聖書を読んだら哲学がわかった 〜キリスト教で解きあかす西洋哲学超入門〜』(日本実業出版)、『人生に悩んだから聖書に相談してみた』(KADOKAWA)、『キリスト教って、何なんだ?』(ダイヤモンド社)、『世界一ゆるい聖書入門』、『世界一ゆるい聖書教室』(「ふざけ担当」LEONとの共著、講談社)などがある。新著<a href="https://amzn.to/376F9aC">『ふっと心がラクになる 眠れぬ夜の聖書のことば』(大和書房)</a>2022年3月15日発売。

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