主の御名をあがめます。
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◆8月29日 洗礼者ヨハネ斬首の祭日
洗礼者ヨハネはバプテスマのヨハネとも呼ばれ、イエス様に洗礼を授けた人です。そして教派にもよりますが、彼自身も聖人として多くの崇敬を集めています。そのヨハネがヘロデ・アンティパスによって斬首されたのがこの日だとされています。
ヨハネは領主であったヘロデの結婚について、強く非難の声をあげていました。ヘロデの妻ヘロデヤは、ヘロデの兄の妻だったからです。それでヘロデもヘロデヤもヨハネを疎ましく思っていました。そんなある日、ヘロデヤの連れ子サロメがヘロデの前で舞を披露し、その褒美として「洗礼者ヨハネの首」を所望しました。自分を非難する者とは言え、声望の高いヨハネを処刑することはヘロデにはためらわれましたが、サロメは頑としてその望みを曲げませんでした。それは母ヘロデヤにそそのかされていたからです。ついにヘロデは根負けして、銀の盆にヨハネの首を乗せてサロメに与えました。
この話は新約聖書のマルコの福音書6章に記されているものですが、オスカー・ワイルドの戯曲「サロメ」としても有名です。ビアズリーによる独特な挿絵は見覚えのある方も多いと思います。
不気味な画像ですみません。でも、暑い日に怖い話や肝試しでちょっとゾワッとするのもいいですよね。8月最後の週末ですが、残り少ない夏を夏らしく過ごしたいです。
それではまた明日。
主にありて。