【今日は何の日】1483年8月9日 システィーナ礼拝堂開場

主の御名をあがめます。

日曜日。クリスチャンの方々は礼拝に行く方も多いでしょう。そうでない方は、どうかごゆるりと。今日もクリスチャンプレスをご覧いただきありがとうございます。

◆1483年8月9日 システィーナ礼拝堂開場

システィーナ礼拝堂はローマ教皇の公邸であるバチカン宮殿にある礼拝堂で、その建物自体の価値もさることながら、ミケランジェロ、ボッティチェリなどのルネサンス全盛期の芸術家たちによる内装美術でも有名です。

中でも有名なのはミケランジェロによる天井画と「最後の審判」ですが、天井画が描かれたのは1508年から1512年にかけてのこと、「最後の審判」は1535年から1541年にかけてです。と、いうことはこの礼拝堂が開場してから四半世紀以上の間は、天井は何も描かれていないシンプルなものだったのでしょうか。それはそれでスッキリと美しい気もしますが寂しい気もします。

「アダムの創造」:wikicommons

壁画は開場当時から描かれていたようで、ボッティチェリやペルジーノなど、豪華絢爛(ごうかけんらん)たるスタッフによって、旧約聖書と新約聖書のストーリーが描かれています。昔の人たちは字の読めないことも多かったですから、こうして絵を用いて聖書のストーリーを知ったりしたんです。

今日も世界が平和でありますように。それではまた明日。
主にありて。

横坂剛比古(MARO)

横坂剛比古(MARO)

MARO  1979年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科、バークリー音楽大学CWP卒。 キリスト教会をはじめ、お寺や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。2020年7月よりクリスチャンプレスのディレクターに。  10万人以上のフォロワーがいるツイッターアカウント「上馬キリスト教会(@kamiumach)」の運営を行う「まじめ担当」。 著書に『聖書を読んだら哲学がわかった 〜キリスト教で解きあかす西洋哲学超入門〜』(日本実業出版)、『人生に悩んだから聖書に相談してみた』(KADOKAWA)、『キリスト教って、何なんだ?』(ダイヤモンド社)、『世界一ゆるい聖書入門』、『世界一ゆるい聖書教室』(「ふざけ担当」LEONとの共著、講談社)などがある。新著<a href="https://amzn.to/376F9aC">『ふっと心がラクになる 眠れぬ夜の聖書のことば』(大和書房)</a>2022年3月15日発売。

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