今日5月27日は中曽根康弘(なかそね・やすひろ)氏の誕生日です。昨年、101歳で亡くなりました。第71~73代内閣総理大臣。
群馬県前橋にあるキリスト教主義の共愛女学校(現在の共愛学園)で学び、クリスチャンの教えのもとに誰にでも平等で面倒見がよく、賛美歌を教えてくれた母ゆくを深く尊敬しており、そのため氏は戦争に聖書を携行したといいます。「若いころの愛読書」という質問にこう答えています。
「聖書」は、若いころよく読んだですよ。「生命の実相」、「聖書」は学生のころから読んでいた。戦争に行ったときに、私は将校だから、柳行李をひとつ持っていけた。その中に持って行ったのは、「聖書」、それから「茶味」というお茶の本、それと「冬の旅」(Winter reise)のレコードでしたよ。(蛭田有一写真集『中曽根康弘の肖像』求龍堂)