増田祐志(ますだ・まさし)元上智大学教授が9日、同大内のSJハウスにて帰天した。55歳。通夜は13日午後7時半から、葬儀・告別式は14日午後1時半から、カトリック麹町(聖イグナチオ)教会主聖堂で。
1963年生まれ。函館サラール高校、上智大学文学部哲学科を経てイエズス会入会。イエズス会員養成の「中間期」では泰星学園(現・上智福岡中学校・高等学校)で教諭を務め、上智大学神学部で神学を学び、97年、司祭叙階。ウェストン・イエズス会神学大学院で神学博士号(STD)取得。
2002年より上智大学神学部で教えた。上智大学副学長、エリザベト音楽大学理事等を歴任。専門はカトリック教義学、特にキリスト論、教会論、諸宗教の神学。数年前より体調を崩し、上智大学教授の職を退いていたが、真生会館等で講演活動を続けていた。
著書に『カトリック教会論への招き』(上智大学出版)がある。