3月25日の誕生花はカキツバタ

 

今日3月25日の誕生花はカキツバタ。アヤメやハナショウブも含め、アヤメ科アヤメ属の花の総称は「アイリス」で、フランスの国花です。

フランク王国の初代王クローヴィス1世の王妃クロティルドはクリスチャンで、夫にも改宗を勧めていました。「もし戦いでキリストが助けてくれたら改宗する」と約束して出陣した戦争で危機に陥り、キリストに祈ったところ、敵を打ち破ることができました。そこでクローヴィスは約束どおり、その年のクリスマスに洗礼を受けたのです。

また、アイリスが三つ描かれた盾を持った天使が現れて以来、クローヴィスが紋章をアイリスに変えたところ、彼の軍勢は負け知らずとなりました。この三つのアイリスの紋章は「フルール・ド・リス」と呼ばれ、フランク王家や後のフランス王室の紋章となります。アイリスの花びらが3枚であることから、「父なる神、子なるキリスト、聖霊」という三位一体の象徴ともされています。

17〜18世紀に使われた王旗

雑賀 信行

雑賀 信行

カトリック八王子教会(東京都八王子市)会員。日本同盟基督教団・西大寺キリスト教会(岡山市)で受洗。1965年、兵庫県生まれ。関西学院大学社会学部卒業。90年代、いのちのことば社で「いのちのことば」「百万人の福音」の編集責任者を務め、新教出版社を経て、雜賀編集工房として独立。

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