今日3月25日の誕生花はカキツバタ。アヤメやハナショウブも含め、アヤメ科アヤメ属の花の総称は「アイリス」で、フランスの国花です。
フランク王国の初代王クローヴィス1世の王妃クロティルドはクリスチャンで、夫にも改宗を勧めていました。「もし戦いでキリストが助けてくれたら改宗する」と約束して出陣した戦争で危機に陥り、キリストに祈ったところ、敵を打ち破ることができました。そこでクローヴィスは約束どおり、その年のクリスマスに洗礼を受けたのです。
また、アイリスが三つ描かれた盾を持った天使が現れて以来、クローヴィスが紋章をアイリスに変えたところ、彼の軍勢は負け知らずとなりました。この三つのアイリスの紋章は「フルール・ド・リス」と呼ばれ、フランク王家や後のフランス王室の紋章となります。アイリスの花びらが3枚であることから、「父なる神、子なるキリスト、聖霊」という三位一体の象徴ともされています。