長崎県内のローソン各店で、長崎県産食材を使った菓子パン「キリシぱん」が、22日から約1カ月間の予定で販売される。長崎県立長崎西高等学校の生徒とローソンが共同開発した。
ローソンが地域貢献活動の一環「高校生ベーカリー・デザート商品開発企画」で、長崎県内の高校生からアイデアを公募したところ、11校から31点の応募があった。昨年9月11日の最終審査では、各校の生徒が製作過程や工夫した点などを審査員にアピールした。
そこで優秀作品に選ばれたのが、長崎西高生が考案した「キリシぱん」(ベーカリー部門)と「びわとみかんのカステラロールケーキ」(デザート部門)。「キリシぱん」を考案したのは西山夏海さん(17)、「びわとみかんのカステラロールケーキ」は梶原雪乃さん(17)。
「キリシぱん」(税込140円)は、世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産がある五島列島にちなみ、五島灘の塩を使ったパン生地に、長崎の郷土菓子「かんころもち」(さつま芋入りの餅)と長崎県産みかんジャムを包んで焼き上げられたもの。
「びわとみかんのカステラロールケーキ」(税込195円)は、長崎県産みかんを使ったゼリー入りクリームがカステラ風生地に包まれ、長崎県産びわソースがトッピングされている。