東方正教会全地総主教 入院したローマ教皇にお見舞いの書簡

 東方正教会全地総主教バルトロメオ氏は、最近ローマのジェメッリ病院に入院したフランシスコ教皇に、心からの同情と支援を込めた兄弟愛の書簡を送ったという。全地総主教庁が公式サイトで明らかにした。

それによると全地総主教は、「ローマ教皇が速やかに完全に回復し、神の助けにより、神聖で重責を担う職務に速やかに復帰されることを願っている」。

この手書きの書簡は、2月18日の午後に全地総主教座があるトルコのイスタンブールにある地区ファナルを訪問したバチカンからの大使団長、ジョージ・クーバカド枢機卿に直接手渡した。同枢機卿は、今春の教皇のトルコ訪問に備えている。この訪問中、2人の高位聖職者は、歴史的な第一ニカイア公会議1700周年を共同で記念する。

「バチカンニュース」日本版によると、呼吸器感染症でローマのジェメッリ総合病院に入院中の教皇フランシスコの症状は、2月19日時点で安定しており、「血液検査値を医療スタッフが判定したところ、特に炎症の指標をはじめ、わずかな改善が見られた」という。

(エキュメニカル・ニュース・ジャパン)

By President.gov.ua, CC BY 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=88872002

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