今日6月8日はフランク・ロイド・ライトの命日。
モダニズム建築の三大巨匠(他にミースとコルビュジエ)の一人で、バプテスト教会の牧師の父と教師の母のもとに生まれましたが、母の家族がユニテリアン(キリストの神性を否定する)だったため、一家でユニテリアンになりました。
日本でも帝国ホテル(東京・千代田区)のほか、国指定重要文化財の自由学園明日(みょうにち)館(池袋)も手がけています。自由学園創立者の羽仁吉一(はに・よしかず)、もと子夫妻が目指す、キリスト教を土台とした教育理念に共感したライトは、「簡素な外形の中にすぐれた思いを充(み)たしめたい」という夫妻の願いを基調として、この木造学校建築を設計しました。屋根を低くすることで水平線を強調し、自然との融合を意識した建築様式「プレイリー・スタイル」(草原様式)の代表作です。現在も「使いながら保存する文化財」として、結婚式やコンサートなど、多くの人に活用されています
日本バプテスト連盟・日本バプテスト・キリスト教目白ヶ丘教会は、ライトの弟子、遠藤新(えんどう・あらた)による同じスタイルの建築で、登録有形文化財です。