6月6日はカール・ユングの召天日

 

今日6月6日はカール・ユングの召天日です。

スイス改革派教会の牧師の息子として生まれました。母親の「親しみやすく愉快な」一方、「不気味で得体の知れない」という二面性に苦しめられる中で、自らの内面にも「もう一人の自分」がいるとして、深層心理に深い関心を抱くようになりました。その後、牧師の父の後を継ぐことは選ばず、精神医学の道へと進みます。『ヨブへの答え』(みすず書房)などの著作もあり、W・G・ロリンズ『ユングと聖書』(教文館)、湯浅泰雄『ユングとキリスト教』(講談社)といった研究書もあります。85歳で亡くなり、チューリッヒのキュスナハト改革派教会に葬られました。

前列左からフロイト、スタンレー・ホール、ユング(写真:Wellcome Images)

雑賀 信行

雑賀 信行

カトリック八王子教会(東京都八王子市)会員。日本同盟基督教団・西大寺キリスト教会(岡山市)で受洗。1965年、兵庫県生まれ。関西学院大学社会学部卒業。90年代、いのちのことば社で「いのちのことば」「百万人の福音」の編集責任者を務め、新教出版社を経て、雜賀編集工房として独立。

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