今日6月6日はカール・ユングの召天日です。
スイス改革派教会の牧師の息子として生まれました。母親の「親しみやすく愉快な」一方、「不気味で得体の知れない」という二面性に苦しめられる中で、自らの内面にも「もう一人の自分」がいるとして、深層心理に深い関心を抱くようになりました。その後、牧師の父の後を継ぐことは選ばず、精神医学の道へと進みます。『ヨブへの答え』(みすず書房)などの著作もあり、W・G・ロリンズ『ユングと聖書』(教文館)、湯浅泰雄『ユングとキリスト教』(講談社)といった研究書もあります。85歳で亡くなり、チューリッヒのキュスナハト改革派教会に葬られました。