【発達障害クリスチャンのつぶやき】 はじめて聖書を読むかたへ(3)読む時の注意点

ここで、聖書を読むさいに、気をつける点を挙げておきます。「ん?」と思う話がときどき出てくるのです。それは、最初におすすめした「マルコによる福音書」からしてそうです。どこがどうカンに触るかは、人それぞれだと思いますので、どこがどうとは挙げませんが、やはり古文書ですので、いまの時点で読むと、これはどうかな? と思うことはたくさんあり、やっぱり宗教だなこれは、と思うこともたくさんあるものです。読み進んでいくと、だんだんその感覚は麻痺してくるようなところがあり(これも個人差があるでしょうね。私の場合ですが)、「こういうのが聖書なのだ」というふうに思って、割り切って読むことになるだろうと思います。

もう一つ、大事なポイントを挙げさせてください。聖書を、「ルール」としてお読みになりませんように。「これを守って生きているのがクリスチャンだ」とかいうふうにはお思いになりませんように。これは、物語、ストーリーです。余計なお世話を書きますと、現代に欠けているのが、ストーリーのような気がしますので、あくまで「ルール」ではなく「ストーリー」だと思ってお読みになることをおすすめします。

さて、福音書をすべて読み終えられたあなたは、相当の聖書通になられました。もう、聖書を読むのをおやめになってもだいじょうぶです。だいたい分かりました。それでも、どうしてももっと読みたいかたは、次の「使徒言行録」へお進みください。先ほども書きましたが、イエスの復活、昇天後の、弟子の様子が書かれています。福音書よりも、ストーリーの長さの単位が長くなってきます(福音書のほうが「1話完結」型だった)。私のように空気の読めない、ストーリーの読めない人間には、少し読みづらさがあります。しかし、だんだん分かってくるのは、「聖書の読みづらさ」は、どの人もそんなに変わらないということです。むしろ、私は聖書の通読には向いていました。だから、聖書を17回も読むという、普通の人が達成しないことを達成しているのです。

さて、使徒言行録も読まれたあなたは、かなりの聖書マニアですが、毒食らわば皿までということで、次の「ローマの信徒への手紙」に行きましょうか。ここから、ひたすら手紙のシリーズとなり、ストーリー性はなくなります。「ん?」と思うことはおそらくさらに多くなり、気にしだすとキリがないのですが、とりあえず不感症となって読み進めましょうか。たまにいいことも書いてあります。実は、われわれがさきほどからやっている読み方は「聖書通読」と言われる、特

殊な読み方です。多くの場合、聖書は礼拝なりミサなりで読み上げられ、それは聖書の一部です。みんなそうして、聖書は「つまみ読み」しているのです。

だから、先ほども申しました通り、聖書全体を読んだことがある人は、クリスチャンでもとても少ないのです。それでいいのです。ですから、ちょっとおすすめするのは、通して読むのはしんどいな、と思ったら、適当に聖書をぱらぱらとめくってですね、目についたところを読んでみるという読み方です。これは「出会い」ですから、まことに聖書らしい読み方で、思わぬ言葉に出会えたりします。「ローズンゲン」=写真右=という「日ごとの糧」みたいなものがあるそうですけど、それって聖書の箇所を「くじ」で決めているそうです。だったら、ぱらぱらめくって適当に聖書を読むのと変わらないじゃん! というわけで、ぱらぱらつまみ読みもおすすめです。たまにいいことも書いてあります。

そして、先述しましたが、最後が「ヨハネの黙示録」と言われる書物で、ちょっと特殊ですが、気にせずに読んでみますと、これが読み終わったら新約聖書はぜんぶ読んだことになるのです! 驚きですね。クリスチャンだって、新約聖書すら全部は読んだことない人もけっこういますよ。すごい!

もう、聖書を読むのをおやめになっても構わないのですが、それでもまだ読みたいというかたに、次回以降、引き続き補足のガイドをいたします。

腹ぺこ 発達障害の当事者。偶然に偶然が重なってプロテスタント教会で洗礼を受ける。東京大学大学院博士課程単位取得退学。クラシック音楽オタク。好きな言葉は「見ないで信じる者は幸いである」。

【発達障害クリスチャンのつぶやき】 はじめて聖書を読むかたへ(2)どこから読むか

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