今日11月20日は長島愛生園が発足した日。岡山県の瀬戸内海に浮かぶ島にある国立らい(現ハンセン病)療養所です。今も200人の入所者が療養生活を送っています。
1930年、医務課長としてここで働いた林文雄はクリスチャンでした。「らい者となり、すべての人に憎まれたことを感謝します。すべての人に憎まれたればこそ、ただ一人愛し給う主を見出すことが出来ました」と祈る患者がいたと著書で書いています。
父親は画家の林竹治郎。「朝の祈り」(北海道立近代美術館蔵)で、母親の足もとで祈っているのが息子の文雄です。