「キリスト教書店大賞2025」(主催:キリスト教出版販売協会)のノミネート作品が発表された。ノミネートされたのは、英語圏屈指の新約聖書学者、N・T・ライトによる聖書物語『わたしの聖書物語ーー神さまの大いなる計画』をはじめとする11作品。8月上旬に大賞が発表される予定だ。
今年で15回目となる同賞は、全国のキリスト教専門書店が過去1年間に刊行された本から「売りたい・お勧めの本」を投票形式で選ぶもの。選出方法は2段階。まず、各書店でベスト3を投票してもらい合計得点の多い11作品をノミネート作品として選出。それから3カ月の間に、二次選考で大賞が決まる仕組みとなっている。選考結果は、投票に参加した各キリスト教書店の店頭、フェイスブック、主なキリスト教新聞、雑誌などで発表する。
2025年ノミネート作品は以下のとおり。(タイトル50音順)
『悲しみの向こう 希望の扉を開く言葉366』
片柳弘史 著 教文館
『月曜日の復活 「説教」終えて日が暮れて』
塩谷直也 著 日本キリスト教団出版局
『コミュニティで支える”心の育ち” being《存在》を大切にするということ』
田中 哲 著 いのちのことば社
『信仰生活ガイド 祈りのレッスン』
柳下明子 編 日本キリスト教団出版局
『信仰生活ガイド 苦しみの意味』
柏木哲夫 編 日本キリスト教団出版局
『聖書のお話を子どもたちへ』
小見のぞみ 著 日本キリスト教団出版局
『違いがありつつ、ひとつ 試論「十全のイエス・キリスト」へ』
鈴木道也 著 ヨベル
『70歳からのキリスト教 聖書でたどる人生の旅』
大澤秀夫 著 日本キリスト教団出版局
『不安と孤独の処方箋 病の教訓、聖書のヒント』
石丸昌彦 著 日本キリスト教団出版局
『私の救い、私たちの希望 ボッシュ「宣教のパラダイム転換」を被災地で読む』
川上直哉 著 ヨベル
『わたしの聖書物語 神さまの大いなる計画』
N・T・ライト 著 ヘレナ・ペレス・ガルシア 画 日本聖書協会
また、「惜しくもノミネートされなかったけれど、あなたのキリスト教書ライブラリーにぜひ加えてほしい良書のリスト」を「キラリ本」として、ブッカー・T・ワシントン著『奴隷より身を起こして』(新教出版社)と朝岡勝著『読みつつ生き、生きつつ読む 自伝的読書論』(キリスト新聞社)の2冊が選ばれている。
●一次投票参加書店
善隣館書店、エッサイの木、恵泉書房、待晨堂、教文館、東京キリスト教書店、オアシスお茶の水店、横浜キリスト教書店、清光書店、ライフセンター新潟書店、CLCこひつじ書店、静岡聖文舎、名古屋聖文舎、京都ヨルダン社、CLCからしだね書店、大阪キリスト教書店、堺キリスト教書店、ゴスペル・ライト・ストア、神戸キリスト教書店、LeLive街の灯、キリスト教書店ハレルヤ、沖縄キリスト教書店