カトリック福岡教区(教区長:ヨゼフ・アベイヤ司教)は28日、「北九州市内の公開ミサを6月19日まで中止」という文書を発表した。22日付の文書で、緊急事態宣言が解除されたことを受けて、「6月1日から公開ミサを再開する」としていたが、「北九州市で新型コロナ・ウイルス感染症の第2波が懸念されていることから、北九州市内の公開ミサを6月19日(金)まで中止する」と通知した。
北九州市は28日、新たに21人の新型コロナ・ウイルス感染を確認したと発表した。このうち、門司メディカルセンター(門司区)と北九州総合病院(小倉北区)の2カ所でクラスター(感染者集団)が発生したことが明らかとなった。北九州市では今月23日から28日まで6日間連続で感染が確認され、その間の感染者は43人に上る。
「北九州市内の公開ミサを6月19日まで中止」の全文は次のとおり。
教区からのお知らせで6月1日からの公開ミサ再開の準備が進められていましたが、北九州市で新型コロナ・ウイルス感染症の第2波が懸念されていることから、北九州市内の公開ミサを6月19日(金)まで中止することといたしました。
アベイヤ司教の承認を得た、北九州地区の対応は以下の通りです。
①北九州市内の教会(黒崎、小倉、天神町、戸畑、門司、湯川、若松)では、6月19日(金)まで公開ミサを中止します。周辺の教会(飯塚、田川、新田原、直方、水巻、行橋)は状況に応じて判断をお願いします。また、となりの教会のミサに参加することは控えるように、北九州地区の信徒の皆さまにも協力をお願いしてください。
②カトリック北九州納骨堂も6月19日(金)まで閉堂します。6月21日(日)の納骨式は開催の予定です。
③6月20日(土)以降のことについては、6月15日以降にあらためてお知らせいたします。
※追記(5月28日6pm):水巻教会は6月20日(土)まで公開ミサを中止する事を決定いたしました。