オンラインによる聖書読書会「聖書『コヘレトの言葉』を読む ―コロナ時代を生きるために『人生を見つめよ』」(ジュンク堂書店池袋本店主催)の第1回「空しさを生きる」が、16日(金)午後7時よりZOOMで開催される。講師は、東京神学大学教授の小友聡氏。
「コヘレトの言葉」は、二千数百年前、古代イスラエルのコヘレト(説教者)によって書かれた 旧約聖書の一書。わずか12章の内に38回もの「空しい」という意味の単語が繰り返され、従来は虚無主義者によるもの、という見方がなされてきた。しかし、聖書学者で現役の牧師である小友氏は、先が見えない中「人生を見つめよ」と呼びかけている希望の書であると、新しい読み方を提示する。今回は小友氏とともに、3回にわたってこの書を読み解いていく。
第 1 回:10月16日(金)1ー3章 空しさを生きる
第 2 回:11月20日(金)4ー9 章 さずかった「いのち」と喜び
第 3 回:12月18日(金)10ー12 章 それでも種を蒔く
課題図書は、『コヘレトの言葉を読もう「生きよと呼びかける書』(2019、日本キリスト教団出版)。関連図書には、聖書セミナー講義録 No.20「コヘレトの言葉」の謎を解く』(2017、日本聖書協会)、『聖書 聖書協会共同訳』(2018、日本聖書協会)、『NHKこころの時代ー宗教・人生~それでも生きる 旧約聖書「コヘレトの言葉」』(2020、NHK出版) が挙げられている。
当日は質疑応答の時間も設けられる。また、当日聞き逃した場合には、1週間のアーカイブ視聴が可能となっている。参加費は、1回ごとに1500円(税込)。参加人数は上限20人。チケットの申し込みおよび詳細はこちらから。