チャイルド・ファンド・ジャパンが寄付を呼びかけ、身近な物品の寄付を通して途上国の子ども支援

認定NGO法人チャイルド・ファンド・ジャパン(東京都杉並区、事務局長:武田勝彦)は12月1日、「おうちの Goods が世界の Good に!キャンペーン2024ーー物品寄付で途上国の子どもを支援しよう」をスタートさせた。書き損じハガキや未使用切手、古本、DVD、ゲームなど、不要になった物品の寄付を広く呼びかけている。

途上国では、貧困、災害、国の情勢など、様々な理由によって、十分に食べられない、学校に行けないなど、子どもたちの生活が脅かされている。同法人が支援する国の1つフィリピン、マニラ首都圏に広がるスラムにも極度の貧困のもとで暮らす子どもたちがいる。沿岸部に位置するスラムでは、漁や水産業で生計を立てる人がほとんどだが、高波がくるとすぐに洪水になってしまう。荒天時には船を出せず収入源が断たれてしまうため、食事もままならないのが現状だ。そんな厳しい環境下であっても子どもたちは「将来は先生になりたい」「ちゃんとした仕事について、親を助けたい」など希望を失わずに生きている。

写真:チャイルド・ファンド・ジャパン

このキャンペーンは、そのような子どもたちを支援するために始められたもので、ハガキ13枚で子どもたち7人に色鉛筆セットを贈ることができるという。今回寄付を呼びかけている物品ーー書き損じハガキや切手、古本などは、年賀状作成や大掃除を行う年末年始に身近にあるものばかりだ。身近な物品の寄付をとおして、途上国の子ども支援、SDGsへの貢献ができるキャンペーンとなっている。

※古本寄付サービス「チャリボン」のサイトはこちらから

チャイルド・ファンド・ジャパンは、1975 年より、アジアを中心に貧困の中で暮らす子どもの健やかな成長、家族と地域の自立を目指し活動を行う国際協力NGO。フィリピン、ネパール、スリランカを中心に、スポンサーシップ・プログラム(現地の子どもとの手紙のやりとりなどで成長を見守りながら支援するプログラム)などを通して、子どもたちを支援し続けている。その歴史は、アメリカのキリスト教児童基金(CCF)が48年に開始した日本の戦災孤児への支援に遡(さかのぼ)る。現在はチャイルド・ファンド・アライアンスに加盟する団体として、ともに世界の子どもたちへの支援活動を行っている。また、世界 11カ国のチャイルド・ファンドのメンバー団体で連携し、世界70カ国、2300万人の人々へ支援を届けており、ウクライナ緊急支援やパレスチナ・ガザ緊急支援も行っている。

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