10月31日「心の清き人々は幸いである。」

このゴツゴツ厳しく簡素な大地
春の雪崩に襲われて
ごっそりと滑り落ちてしまった崖錐斜面
あるいは、モンタナ州にあるグレイシャー国立公園のアペクニー地層
そんな泥岩が、牧草地となる。

高地には純白の花をつける
ユッカ・フラギダの群生が輝く
その輝きは岩を照らし、岩につく苔を照らし、
山間の湖を照らす。

太陽が放つ死の光線は変えられて
熊の食料となり、鳥たちの飲料となる ――
心の清い被造物たちは祝福の中で活き活きと
その上に神の御顔が臨んでいる。

それなのになお、わたしたちのように、
はるかに落ち込んだ場所にいる者は
その御顔を見ることができず、また
生気を失っている。

一つ一つの花を見よ。その内には
暗黒の中にいつか開く光景があり
新しい誕生を手探りするものがある。

こうした輝きを通して、
わたしたちの歩む道は栄光につながっていく。
 

イエスは言われた。「内なる世界 ―― あなたの意識と心の世界 ―― を正しい位置におくことができるなら、あなたは幸いだ。その時、あなたは神をこの世界の外側に見ることができるだろう。」
 ―― マタイによる福音書5章8節

*引用される「聖書の言葉」はピーターソンさんの翻訳・翻案を訳したものです。

63db463dfd12d154ca717564出典:ユージン・H.ピーターソン『聖書に生きる366日 一日一章』(ヨベル)
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