牧師たちはしばしば、自分の職務が「聖職」であることについて、口先でだけ語りたがる。しかし実際には、わたしたち牧師は、もっとしばしば自分の仕事の中で「出世」を追い求めている。わたしたち牧師は自分の仕事の上では、神学的真理やスピリチュアリティーという叡智(えいち)に基づかず、市場経済の力の下で具体化させている。わたしたち牧師は「自分の生活がどんなに敬虔であるか」に意識を向けている。その意識と同じくらい「自分の職務がどれくらい聖なるものであるか」に意識を向けている牧師を見てみたい。
そして、ああ、親愛なるテモテよ、あなたに委ねられている宝物を守りなさい! 命がけで、それを守りなさい。軽々しいおしゃべりような宗教を避けなさい。「専門家」と呼ばれる人々の混乱している様子を見て、それを真似しないように、気をつけなさい。
―― テモテへの手紙(一)6章20節
*引用される「聖書の言葉」はピーターソンさんの翻訳・翻案を訳したものです。