【訃報】 盛永 進さん(元ロンドンJCF牧師) 

今年初めより入院し治療が続けていた元ロンドンJCF(Japanese Christian Fellowship)牧師の盛永進(もりなが・すすむ)さんが、11日午前0時51分、自宅にて召天した。87歳。葬儀は13日、日本キリスト改革派銚子栄光教会牧師の司式により近親者のみで行われた。後日、お別れ会を予定している。

盛永さんは1935年、鹿児島県鹿児島市に生まれた。53年、日本基督教団鹿児島教会にて清水芳夫牧師より洗礼を受け、その後神学校に入学。60年4月、CRC(日本キリスト改革派教会)秩父伝道所の協力牧師となり、63年、CRC花小金井伝道所の協力牧師を務める。73年、イスラエルよりの帰途ロンドンに立ち寄り、JEB(Japan Evangelistic Band/日本伝道隊)引退宣教師ミセス ビーの依頼を受けて、集会を手伝う。翌年の8月、JEBから独立してJCFを設立し、JCFの主任牧師となる。2010年、JCF牧師を引退した。著書に『幸せはここに―盛永進説教集』(1998年、新教出版社)がある。

ロンドンJCFは、ロンドンへ留学に来た人々、駐在員として派遣された人々などが集うプロテスタントの日本語教会。宣教師ミセス ビーの働きを盛永進牧師が引き継ぎ、独立した超教派教会として設立された。2001年には英国の登録チャリティー (registered charity) となっている。

36年にわたり主任牧師として務めてきた盛永さん引退後は、OMFインターナショナル(国際福音宣教会)のピーター・ヤング牧師が主任牧師として13年まで奉仕した。数年の無牧期間を経て、17年3月から20年3月まで服部滋樹牧師が主任牧師として就任したが、3年間の宣教師ビザの満期により帰国し、現在は吉澤恵一郎さんが協力牧師として礼拝説教を行っている。また、パンデミックの影響によりケンジントンの教会での対面礼拝は休止し、2021年3月以来、オンラインで礼拝を継続している。

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