【今日は何の日】1840年11月12日 オーギュスト・ロダンの誕生日

主の御名をあがめます。

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◆1840年11月12日 オーギュスト・ロダンの誕生日

ロダンと言えば「考える人」、「考える人」と言えばロダン!というくらい、あの彫刻で有名なロダンさんですが、これは未完で終わった「地獄の門」という、ダンテの「神曲」をモチーフにした大作の一部を抜き出したものです。現代で言えば「スピンオフ作品が予想外の大ヒット!」みたいな感じですかね。ちなみに「考える人」というのはこの作品の正式な名前ではなく、ロダン自身はこれを「詩人」と名付けたそうです。後の人がいつしかこれを「考える人」と呼ぶようになったんです。

ロダンはエコール・ボザールという、今の日本で言えば芸大みたいな学校に入りたくて何度も試験を受けたのですがなんども挫折し、さらには経済的なサポートをしてくれていたお姉さんが死んでしまったことで絶望し、美術をやめて修道院に入ることにしました。しかしそこで「君は神学には向いていないから美術を続けなさい」と指導教官から言われてしまい、そこから独学で独自の美術を作り上げていきました。23歳の頃のことです。

もしここで神学の道を進んでいたら、世界は文化の遺産をいくつも失うことになっていたでしょう。もしかしたら「芸大」に入学していても、作風が変わってしまってそういう結果になったかもしれません。神様はそれぞれの人にあった導きを神様らしいやり方で与えるものです。神様の「適材適所」不思議なものです。

それではまた明日。
主にありて。

横坂剛比古(MARO)

横坂剛比古(MARO)

MARO  1979年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科、バークリー音楽大学CWP卒。 キリスト教会をはじめ、お寺や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。2020年7月よりクリスチャンプレスのディレクターに。  10万人以上のフォロワーがいるツイッターアカウント「上馬キリスト教会(@kamiumach)」の運営を行う「まじめ担当」。 著書に『聖書を読んだら哲学がわかった 〜キリスト教で解きあかす西洋哲学超入門〜』(日本実業出版)、『人生に悩んだから聖書に相談してみた』(KADOKAWA)、『キリスト教って、何なんだ?』(ダイヤモンド社)、『世界一ゆるい聖書入門』、『世界一ゆるい聖書教室』(「ふざけ担当」LEONとの共著、講談社)などがある。新著<a href="https://amzn.to/376F9aC">『ふっと心がラクになる 眠れぬ夜の聖書のことば』(大和書房)</a>2022年3月15日発売。

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